9月27日(月)場所とメニュー「えだまめ」一押しです。

今日は楽膳倶楽部さんの前にて販売させて頂きます。毎週月曜日の夕方はこちらに居ます。

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場 所 : 練馬区旭町1-31-4

時 間 : 15時30分〜18時30分

光が丘公園の西側、光が丘西大通りのローソンさんの裏(住宅街)です。クリーニング装さん横を入ってすぐ右に曲がったところです。

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メニュー(税込)

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スライドしながら「 ◾︎ 」マークを追いかけてみてください。読みたい情報だけ拾えます。ボクは色々と書いてしまいますが、お気になさらず。

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岐阜県高山市国府 野村農園さん

◾︎飛騨小町(えだまめ)枝付き500㌘700円

[特 徴]甘さと香りが抜群

[食べ方]高山市国府町流

①お湯が沸騰したら投入して

②数分で何個かサヤが開いたらザルに揚げる

③塩をふって混ぜる

④そのまま食べても良いのですが、1時間ほど余熱で置いておくことで甘さが出る。

[解 説]今年は昨年よりさらに美味しい。今年は様々な状況が重なり素晴らしい枝豆に育ちました。本当は2週間前の時点で粒の成りがイマイチで「今年は壊滅的」とのことでした。ところが2週間経ってから畑を見てみると草に隠れてちゃんと実が成っていました。しかも例年のように牛糞堆肥を何度も撒かなかったことが幸いし、無肥料栽培に近い状態になり、これが「味を締めた」のだろう、とのことです(ゆっくり育った)。

◾︎縞ささげ                100㌘袋200円

[特 徴]縞模様はポリフェノール、スジ無し、タネをつないで30年以上

[食べ方]

①麺つゆを鍋底に1センチ

②縞ささげを適当に手でちぎって並べ

③15分ほど強火にかける

[解 説]見た目は縞々(しましま)模様の平さやインゲンです。ササゲとインゲンは植物的には分類があいまいですので、同じものだと思って構いません。縞ささげはスジもなく柔らかいです。火を入れるとシマシマは消えて緑色になります。この縞はポリフェノールなので茹でて食べないのはもったいない。そこでダシで煮る方法が野村家では定番とのこと。昔うらのばあちゃんからタネをわけてもらい、以来30年、毎年毎年タネをつなげて来ました。まさに伝統の野菜です。

◾︎ツバサきゅうり 1本60円〜120円ほど

[特 徴]味が濃く瑞々しい、タネをつないで10年

 100㌘80円で計算。真っ直ぐのA品ならこのお値段で、曲がりや規格外はお安く計ります。見た目はふつうの胡瓜ですが、味わいが違います。胡瓜の味が濃いです。タネをつなぐとその土地に野菜が馴染むと言います。10年の月日が「自然体で育つ」ことにつながり、美味しくなっているのかもしれません。野村農園さんは土づくりに魚介系の独自発酵液を使っているため、これも美味しい理由だと思います。

◾︎サンマルツァーノトマト2個100円ほど

 100㌘80円で計算

 細長く小さ目。2個で100㌘くらい?ヨーロッパではこれも生で食べるとのこと。あくまで水分量は少なめなので、少し食べてみてからお好みで判断を。個人的にはサンマルツァーノは加熱してソースにするととても美味しいイメージです。

◾︎国府なす    1本200円

 岐阜県高山市国府町。「国府」の地名が唯一残った国府町流の焼きナスのレシピを下に書きましたが、身が締まっていて水分が少ない特徴から、「麻婆ナス」などにも向くようです。また、縦半分に切ってステーキにした方もあり、個人的には普通に万能使いでも美味しいです。自家採種30年以上。

【国府なすの伝統的なやり方】

①オーブンで丸焼きにする。

②一度取り出して箸で1本スジをいれる。

③スジ上に油を大さじ1、味噌を小さじ1

④もう1度加熱→味噌がくつくつしたら完成

 高山市では家族でひとり1本を食卓に

◾︎カプリス   1本250円前後

[特 徴]実がしっかり

[食べ方]ステーキの場合

①厚さ1.5センチの銀杏切り

②油を引いて弱火で15分(フタもする)

③裏返して8分ほど

とりあえず、このやり方でトロリ美味しく頂けましたが、正解はまだわかりません。実がしっかりしているので余ったらラタトゥイユや、あるいはカレーで煮込んでも平気な気もします。他の具材と一緒に炒めようとすると火が通りにくく生焼け?で硬さが残り微妙でした。やはり丁寧に均等に焼くのが美味しいと思います。皮がカタチをつないでくれるので、皮は大事です。拍子木切りだと食べる時に崩れてしまいました。

[解 説]

 イタリア系の茄子です。以前、野村農園さんで働いていたイタリア人の青年が地元トリノのおばあちゃんに画像を送ったところ「これこれ、昔は皆んながこれを作っていた」と話していたそうです。ここ日本で、野村農園さんがタネを継いでいます。タネをつないで10年ほど。

◾︎白なす    1本250円前後

 100㌘80円で計算。

[特 徴]別名「とろなす」。カプリスよりもふわっと柔らかい。甘みも感じました。

[食べ方]

基本的にはカプリスと同じですが、カプリスよりも柔らかいので時間は短めで大丈夫だと思います。

◾︎天命なす    1袋350円

[特 徴]皮が柔らかい小茄子

[食べ方]例えば、ぬか漬け

①ヘタをとって

②丸のまま塩でもんで

③ぬか漬けに

※ほか浅漬け、醤油漬けなど生食オススメ

[解 説]

ずっと以前にタネを買い(おそらくF1種とのこと)。タネをつくることが難しかっため、以前に買ったそのタネを保存しながら毎年少しずつ蒔いてきました。現在ではタネ屋さんも天命なすのタネは作っていないため、あと2年ほどで無くなる運命のようです。

◾︎とても小さなズッキーニ 5本100円前後

 ズッキーニの若採りでミニミニサイズです。生食でサラダに添えると映えます。春にサラダ野菜セットに入っていた、あれです。自家採種2年目で色がまちまち、黄色いものや緑色のものもあります。柔らかいです。花もついてきたりします。品種 : ゼファーズッキーニ、自家採取2年目。

◾︎紐とうがらし   100㌘350円

[特 徴]食べるトウガラシです。ちょっとピリ辛です。

[食べ方]

①ヘタを手でちぎり

②ポキポキ手で折り

③油で炒める

④味付けは、塩だけで美味しい

 もしくは、野村農園さんでは細かく刻んで炒めて、最後に醤油とかつお節を入れてさらに炒めて食べるとのこと。

 さらに、本場の奈良県では味噌煮が文化とのこと。

[解 説]

奈良県の伝統野菜のタネを知人から分けてもらい、以来タネをつないで5年目。炒めると何とも言えない良い香りがします。味も、なんというか、美味しいのです。

◾︎万願寺とうがらし 100㌘200円

 ヘタの先だけ取って、あとは丸ごと食べられます。生でも食べられますが、油で炒めるのが美味しいと思います。10年前に京都の農家さんから譲ってもらった「赤万願寺とうがらしのタネ」。それから毎年育ててはタネを採り、繰り返して自家採取10年目。京都では赤く熟して収穫するところ、ここ高山市は涼しいため熟すまでは時間がかかりすぎるため青い状態で収穫するとのこと。10月半ばまである予定。

◾︎パセリ                     10㌘30円計算

 小束でお好きな量を。

◾︎ミニ冬瓜          半分カット220円

 大きめに切りわけて皮を厚くむく、ワタを手で取り出す(ワタは薬として使えるそうです※)、白い中身を1口大に切ったら、鶏肉と一緒に水から炊く。冬瓜が柔らかくなったら醤油と塩で味を整えて完成(鶏肉からダシが出ます)。1口大に切った冬瓜はジップロックで冷凍出来ます。また、はじめから薄くスライスすればサラダでもOK。by野村美也子さん

※ワタは手や布で「ぎゅーーーぅ」っと絞って、その汁は本当に苦い。これを1日におちょこ1杯飲むと腎臓を助けるという知恵があるそうです。腎臓はカラダの中の要らないものを尿として出してくれます。夏は水分をたくさん取るため腎臓が疲れているはずですので、健康を維持する昔の知恵なのですね。

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埼玉県日高市   横山秀男さん

◾︎モロヘイヤ              1袋160

 茎ごと柔らかい。指の先で折りながら手摘みするため全部が柔らかいです。さらにお昼に収穫して光が丘に持ち帰るため、鮮度が抜群でいっそう美味しいと思います。横山さんの畑は動物性の肥料を入れないためか、全体的に茎も細く短め。クセもなく定評のある逸品です。豆腐1丁(350㌘)にちょうど乗る量です。自家採種、または固定種。

◾︎なす     2本300円前後

 100㌘80円で計算いたします。実が重く、かなりしっかりしています。そのために1本が高く感じるかもしれません。ですが、美味しいと思います。品種 : 黒小町

※ 自根(じこん) ・・・ 茄子をタネから育てると、本来生産性が悪いのです。育つ前に病気にかかって腐ってしまったり、採れる時期も短くなってしまいます。しかし、茄子本来の味わいを求めています。月田商店で扱う茄子はほとんどが自根です。

※ 台木 ・・・ 一方、世間のおそらく99.9%はこれだと思います。生産性を高めるために同じナス科の植物を合体させて育てます。ナスが病気にかかりにくくなり、収穫できる時期も伸びるのです。ナスの畑を見つけたら根元を見てみてください。茎の混ざり目が確認できます。

◾︎えごまの葉               5枚80円

[特 徴]独特の爽やかな味わい。葉物野菜として万能。

[食べ方]

◉肉や野菜炒めを包んで食べる(生食)

◉細かく刻んでサラダにまぜる(生食)

◉細かく刻んで料理にのせる(生食)

 パスタなど

◉細かく刻んで卵焼きにまぜる(加熱)

 ほか、お好み焼き、焼きそば

◉麻婆豆腐に入れる(加熱)←横山さん一押し

◉定番では醤油漬け、キムチ漬け

エゴマ葉。エゴマ油よりも栄養豊富。青もの、葉物野菜として万能。細かく刻んでサラダやパスタに、また味噌汁、スープ、麻婆豆腐、ピザ、お好み焼き、焼きそば、など何にでも。定番のしょうゆ漬け、キムチ漬けも。

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山梨県都留市 ベジガーデン祐喜さん

◾︎晩熟の真黒なす 1本100円前後

 茄子は1本の木から何度も何度も収穫をします。最初の方(1ヶ月前)は木も若く実も柔らかかった茄子ですが、終わりの方の今は木も育ち、茄子も中にタネが育ち始め、皮も硬くなっています。ふつうはこのあたりは市場には流れないと思います。ですが、味わいはちゃんとあると思います。

◾︎小粒の伝統ピーマン 170㌘袋250円

 半分に切ってタネごと炒めるのが便利で美味しいと思います。とは言え、だんだんタネも硬くなってきています(時期的に)。また、原因はわかりませんけれど辛いものが混じっていたりします。そのあたり、お好みになります。品種 : 伊勢ピーマン、固定種

◾︎肉厚の西洋ピーマン 170㌘袋250円

 これはパプリカのようにお使いください。品種 : カリフォルニアワンダー、固定種

◾︎万願寺とうがらし 170㌘袋250円

 こちらは青万願寺とうがらし、対して野村農園さんさ赤万願寺とうがらしの早熟。すみません、マニアックな食べ比べです。

◾︎沖縄島おくら 100㌘200円

 だんだん終わりに近づいている感じがします。それでもまだ柔らかく食べられます。

◾︎長ネギ    1本130円前後

 太いものは180円ほど、太さでお値段調整。品種 : 石倉一本ねぎ、固定種

◾︎ニラ     50㌘袋100円

◾︎にんにく(小粒)      50㌘150円

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千葉県成田市三里塚 島村農園さん

◾︎葉しょうが  100㌘150円計算

◾︎たまねぎ    100㌘50円

◾︎赤玉ねぎ    100㌘50円

◾︎じゃがいも   100㌘50円

◾︎かちわりカボチャ100㌘60円

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埼玉県飯能市 オルト・グラッツィアさん

◾︎さといも    100㌘80円

 出始めの里芋。今季はじまったばかりなので柔らかい。ネットリ系の石川早生(いしかわわせ)ですが、今年は雨が多かったためか里芋が良く育っているようです。

[余談]自然に近い土と、化学肥料を入れ続けた土は、雨のときにも違いが出ます。自然に近い土は多くの微生物たちが暮らしています。微生物たちは粘り気のある物質を出して土の中にスキマ(家や道)を作ります。空気と水の通り道を作ることで、自分たちが暮らしやすいようしているのです。こうした土は雨が降ると水をスポンジのように適度につかんで離さず、余分な水は地下に流せるようです。里芋は水が大好きなようですが、たくさんあり過ぎても腐ってしまうかもしれません。自然な土が雨水を適度に貯えて、良い里芋になるのでしょう。(知識と経験を元に想像を加えています)。

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埼玉県飯能市 のっぽファームさん

◾︎鶴首かぼちゃ 100㌘60円計算

[食べ方]ポタージュ、ソテー、輪切りで蒸して離乳食 ※煮物には向かないと思います。

[解 説]ひょうたん型のねっとり系。お子様の離乳食(瑞々しく柔らかい)や、サラリとスープにするとオススメ。離乳食でしたら、1センチの輪切りで蒸して、小さく分けて皮を持って実をお口に。水分量があり爽やかです。全くホクホクしていないので、一般的な煮物のイメージではありません。

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埼玉県飯能市 パイヤールさん

◾︎アンデスレッド(じゃがいも)

 100㌘40円で計算。真ん中に穴が空きやすく、お値段はお安めになっています。また芽が出やすく芽の数も多めの品種なのでご不便もあるかと思います。ただ、美味しいと思います。煮崩れもしにくく万能です。ガレットやポテトサラダ、煮物、カレー、薄めに切ってソテーなど。赤い皮で黄色い身。ボクは皮ごと使いますが、苦手な方はむいてお使いください。

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山梨県笛吹市 どんぐり牧場さん

◾︎平飼いタマゴ             1個60円

 昔ながらのレモン色。生でも茹でても人気です。賞味期限10月4日(生食)。ポイントは遺伝子組み換え不使用。これって当たり前だと10年前のボクは思っていましたが、ほとんどの卵は遺伝子組み換えのエサ(とうもろこし、大豆)を使っていることを知りました。安全性がわからず(逆に危険と決まった訳でもありません)、また栄養価にハテナが点くという研究もあります。そのため月田商店では良質のエサで育った卵を扱っています。

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伊豆大島   海の精さんより

◾︎自然の海塩 / あらしお  650円

 170㌘入464円→240㌘入650円に。広く一般に売られている塩ですが、この塩の良さを説明できる方はきっとマニアです🌱もちろん美味しければそれで良し。また自然海塩(シーソルト)と呼ばれるものは基本的にみんな良い塩だと思っています。

 お伝えしたいのは、日本における塩づくりの歴史です。日本では1970年代〜2000年頃まで自然の塩づくりが禁止されていました(※)海の精さんの前身である「日本食用塩研究会」が塩運動を展開。販売のための塩づくりではなく、研究のための塩づくりと銘打って塩づくりの許可をとり、法の隙間を見つけながら塩づくりの伝統技術※を30年間守り続け、ついには自由化に漕ぎ着けました。そのおかげで僕達は現在さまざまな塩を買うことが出来る。そんなお話です😌

※詳しくお調べする場合は、「塩業近代化臨時措置法」で検索してみてください。

※伝統技術についてはお手隙に店頭などでお話出来れば嬉しいです。

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埼玉県飯能市名栗より

◾︎吉岡さんの紅茶 10㌘小袋 300円

  ティーポットで3回分🌱

アッサムに近い香りがしますが、不思議と甘い香りも加わります。

味は一転して「素朴」。森の存在を思わせる静かな味わいだと思います。

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月田商店は、

◾︎旬   美味しくて栄養UP

◾︎土   生態系がミネラルに

◾︎タネ  固定種、自家採種

◾︎鮮度  香り、やわらかさ

この4つを大切にしています。

※固定種、在来種の野菜はそれぞれに個性があるためカタチもバラバラ。育ち方もそれぞれです。美味しいものもある一方、お口に合わないものもあるかもしれません。均一的なF1種とは違い、良くも悪くも個性があるというのが「良いこと」だと思っていますけれど、それでご迷惑をおかけした場合には、どうか遠慮なさらずにお伝え頂ければ嬉しいです。電話 : 080-3550-8083 月田瑞志

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野菜はすべて農薬不使用です。

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化学肥料はほぼ不使用です。苗の段階でポットの土に一部使用するものもありますが、その場合でも畑には不使用です。

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極力、旬の野菜のみラインナップしています。限定的なメニューのため事前にLINEでお知らせしています。

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「伝統野菜」を大切にしています。人間に例えると「生っ粋」です。今の野菜はほとんどがハーフになっています。

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