2月5日(日)上町(かみまち)にて販売 今日のメニューはこちら🌱

今日もいつもの場所に伺わせて頂きます。

きのう仕入れた野菜たちですので鮮度野菜は気持ちお値引き、大丈夫なものは定価にてお付き合いください。

時 間 : 10時30分〜12時

場 所 : 世田谷区世田谷2-14-7

※カフェYOUR DAILY COFFEEさんの横を入った路地裏です。

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(今日のメニューは下にスライド🌱)

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今週のよもやま話

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月田商店は ” 昔ながらのタネ ” と ” 昔ながらの土 ” を大切にしています。

タネと土は美味しさと健康に大切な2つの柱だと考えます。

先日八百屋の仲間とタネの話をしていたところ、固定種、在来種、 F1種(えふわんしゅ)、遺伝子組み換えなどの言葉がはっきりせず解りにくいジャンルなのだと感じました。

八百屋同士でもそうなるのですから、消費者のみなさまは余計にハナテ?かもしれません。

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そんなボクも12年前に八百屋の世界に飛び込んたときは何も知りませんでした。

八百屋塾(秋葉原)に通い、農家さんを訪ね、塩づくりの現場や味噌蔵で教えを頂き、本を読んで、さまざまな講演会にも参加しました。

そうすると様々なことが実はつながっていることに気づき、正しい情報か間違った情報かが分かる様になりました。

ボクはこれを ” アンテナの精度 ” と呼んでいます。

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「固定種」「塩」などをYouTubeで調べてみると、間違った情報もまじっていたりします。

アンテナの精度の高い方が発信する情報にこそ確かさがあると思います。

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アンテナの精度が上がれば、「食」の買い物にきっと役立ちます。

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という訳で、今日はメンデルさんの話です。

(今日のメニューは下にスライドしてください🙇‍♂️タネや土、ゲノム編集など、こうした情報は未来アニメーション動画などの方法で伝わりやすく制作したいと考えています🌱)

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 月田商店は8割〜9割は固定種や在来種などの伝統野菜ですが、一部 F1種の野菜も扱っています(世間はほとんど F1種)。

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F1種は遺伝子組み換えではありません。

メンデルの法則を農業に活かしたタネづくりです。

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大辞林によると、、、

メンデルの法則・・・メンデルが1865年に発見した遺伝の法則。親の形質は遺伝子によってある規則性をもって子や孫に伝わるというもの。優性の法則・分離の法則・独立の法則の三つの法則からなる。

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笑汗、よく解らないですよね。

メンデルさんは様々なエンドウを育てて花を咲かせて、その花粉を例えば筆などでチョンチョンととって他のエンドウのめしべにチョンチョンとつけてあげる(受粉)。

こうして蜂や風ではなく、意図的にちがうエンドウを交配させて様子を調べたのです。

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そこで発見したのがメンデルの優性の法則。

同じエンドウではなく、仲間だけれど違うエンドウの花粉がついたとき、そこから採れたタネを畑にまくといっせいに特徴がそろう。

育つスピード、カタチ、大きさ、これらの特徴が畑一面にならぶことを発見したのです。

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日本では東京オリンピック(1964年)の会場つくりに人手を全国から集めました。

そうして全国の農家さんは人手不足になりました。

そんな折、 F1種のタネは早く大きくそろって育つ。おまけにサイズがそろうために箱にも詰めやすい。

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昔の八百屋は量り売りだったそうですが、 F1種の登場で大根もキュウリも「1本いくら」でポップを書けるようになったのですね。

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 F1種というのは悪い言葉ではありません。

メンデルさんが発見した植物の性質のひとつです。

※ 問題なのはむしろ F1種の活用のしかた、つまり「味がないがしろに?」「雄性不稔」

このあたりはまた別の機会に。

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今日のメニュー🌱

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横山秀男さん

(埼玉県日高市女影、高麗) 

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▪︎ わんぱく人参(在来種系)サラダ、スープ

▪︎ 三浦だいこん(固定種)煮物向き

▪︎ 紅芯だいこん(固定種)サラダ、漬物、ステーキ

▪︎ 日本ほうれん草

▪︎ 白菜(F1種)

▪︎ 生大豆(伝統種 : 青山在来)

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のっぽファーム

(埼玉県飯能市川﨑 農家 : 北村さんご夫妻)

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▪︎ 大野かぶ(自家採種)サラダ、漬け物、炒めもの、スープ

▪︎ 木曽かぶ(自家採種)サラダ、漬け物炒めもの、スープ

▪︎ 菊芋(きくいも、栄養繁殖)サラダ、きんぴら、お味噌汁など

▪︎ 冬瓜(固定種)カット販売

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【雑穀類】

▪︎ 黒豆(自家採種3年〜4年)小粒系

 埼玉県小川町の風の丘ファームさんから譲り受けた黒大豆です(品種は不明?)。

それを毎年自家採種※ しています。

※ 自家採種・・・自分でタネ(この場合は大豆そのもの)を摂って翌年まくこと。

◾︎ 五穀ごはんの素(5種、自家採種) 600円

 白米1合に対して大さじ1杯イメージ。

 乾燥した雑穀を砕いてありますので水が浸透しやすく、白米と同じ時間で炊けます。

◾︎ 赤米(古代米、自家採種) 600円

 古代赤米「神丹穂 (かんにほ)」。ご飯に少し混ぜて炊くだけで、ほのかにピンクに色づきます♪また風味も良く、もち米系なので、プチっとした噛み応えと、モチっとした食感をお楽しみいただけます!お赤飯よりも手軽に晴れの日の食卓を彩られてみてはいかがでしょう。ちょっとした手土産にも喜んでいただけると思います!リピーターの多いお米です(^_-)-☆籾の中身はレンガ色をしています。 (のっぽファームさんのホームページから抜粋)

▪︎ 紫裸もち麦(自家採種)600円

 今は種を購入できなくなってしまった希少な品種のもち麦です。紫の穂が美しい大麦の仲間です。もちもちプチプチした食感。

 一晩水に浸けて(2倍にふくらみます)、お米と一緒に炊いたり、水からコトコト、スープの具にしてもOK。茹でてサラダにトッピングしても良いです(北村真澄さんより)。

▪︎ 粟 (あわ)800円

 畑のチーズとも呼ばれる雑穀です。鉄分が多く含まれています。乳の出を良くするとも言われており、産後の回復期にもお勧めの雑穀です。大きめのボウルに入れ水でかき混ぜながら浮くゴミを流すことを数回繰り返し、金属製の粉ふるいなど目の細かいザル(または布巾を敷いたザル)で水切りしてからお使いください。炊いたもちあわに軽く塩味をつけ刻んだレーズンやクルミ、干し柿などを加えて丸めればかわいい和菓子が出来上がります。きな粉をかけて召し上がれ♪もちきびと同様にもお使いいただけます (のっぽファームさんのホームページから抜粋)

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オルト・グラッツィア

(埼玉県飯能市小久保、農家 : 坂本さんご夫妻)

メニューはある程度の予想です。

畑の状況(寒さ)で欠品もあるかもしれません。

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▪︎ ホウレン草(F1種or固定種)

▪︎ 山東菜(固定種)炒め物、スープほか

▪︎ 宮重大根(固定種)万能使い

▪︎ 飛鳥赤根かぶ(固定種)特徴確認中

▪︎ 日野菜かぶ(固定種)サラダ、温野菜、お漬物

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ベジガーデン祐喜

(山梨県都留市つる 農家 : 天野雅光さん)

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▪︎ 水掛菜(みずかけな、自家採種)

 アクが無く、炒め物、漬け物、スープ、なんでもOKです。

 都留市の稲刈りは9月。

 そのあとの田んぼで水掛菜(みずかけな)を育てます。

 都留市だけでなく富士山のふもとの地域の伝統野菜です。

 富士山の湧き水は1年を通して13度前後。

 極寒でほかの畑の野菜が凍るなか、田んぼにかけ流した富士山の湧き水が水掛菜を守っています。

 まだハウス栽培が無かった時代からつづく、真冬でも緑の野菜を食べるための工夫です。

▪︎ 黒田五寸にんじん(固定種or自家採種)ん

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島村農園さん

(千葉県成田市三里塚)

戦争中に移り住んできた先輩方が森を切り開いて畑にしました。

当時は機械もなく、おそらくスコップなどでしょうか、、人の手で開墾されたと聞きます。

そうして以来今まで農薬を使わずに来た土地です。

農薬は戦後の文化ですので、この畑には農薬も化学肥料も歴史的に入っていないことになるのですね(風で飛んでくることはあるかもしれません)。

そうした土地を今でも守って3代目になります。

▪︎ 長ネギ( F1種)

▪︎ ほうれん草(F1種)アク無し、甘い

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小塙 勝さん

(茨城県小美玉市)

▪︎ れんこん(品種 : かなすみ8号)

 機械での収穫が難しくカタチがそろわず色も良くない(ボクはこれを美しいと思います)ために作り手が激減したと聞きました。

 父が育てたレンコン畑を息子さんが引き継いで守っています。

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有機農園 ねぎぼうず

(千葉県南房総市海老敷 農家 : 根岸典好さん)

※ご予約販売のみ(毎週水曜日の夜〆切)

◾︎ コシヒカリ (新米)

 玄米 2キロ1600円

 白米 2キロ1700円

◾︎ ササニシキ (新米)

 玄米 2キロ1600円

 白米 2キロ1700円

 各種3キロ、5キロ、10キロも出来ます。

 ぶづき米はありません。

▪︎ もち米もご予約出来ます🌱

25年間農薬・化学肥料を使わずに田んぼの味と日本の風景を守ってこられました。

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北産

(北海道厚岸郡浜中町)

◾︎ 浜中こんぶ 600円

 のっぽファームさん(埼玉県飯能市)がお付き合いしている昆布生産者さんです。

規格外を大量に仕入れたものをのっぽさんがカットして袋に詰めてくださっています。

現地では昆布の幅で1等品、2等品、3等品と分けていき、それぞれの両端を切り離して正規品にします。

その時の両端を集めた規格外こんぶですので、味は同じでお手頃価格です。

浜中町では街をあげて ” 除草剤を使わない ” 

昆布を干すときに下に除草剤を撒くことが問題視されているとのこと。

北産さんの昆布はその点でも安心です。

浜中昆布の特徴は葉肉が薄いことです。

ダシだけでなく、食べられます。

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海の精

 (東京都大島町、伊豆大島)

▪︎ 自然海塩 (あらしお) 464円

 煮物、スープ、お漬物、枝豆など「溶かす」料理に。

  逆に、炒め物、チャーハン、ステーキの下味、サラダなど「パラパラ」したい時には向きません→海の精「やきしお」

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月田商店の野菜はすべて農薬不使用、8割〜9割が ” 昔ながらの野菜 ” (固定種、在来種)。

タネを自家採種(自分でタネを採って来年まくこと)しているものもあります。

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埼玉県飯能市、日高市にはそうした伝統野菜を作る文化が残っており月田商店のお付き合いの中心にもなっています。

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埼玉県の野菜は直接もらって来ます。

山梨県、千葉県、岐阜県、山口県からは直送で練馬のヤマト運輸さん(谷原)に届くので、埼玉県の帰り道に最後に寄ってもらってきます。

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元気な土と、元気なタネと、鮮度もベストを尽くします(日曜日は1日鮮度が落ちます)。

昔の農法は育ちも遅く、収穫期もずれるために収穫作業も時間がかかります。

それを考えに入れた価格になりますが、極力バラで頂いてきてそれを皆様にバラで手に取って頂くことで高品質なものをある程度低価格で販売したいと考えています。

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ポップが無かったり(今年はもう少し工夫します)。枯れ葉や虫食いも混ざったままですが、良かったらお付き合いください。