4月9日(日)上町にて販売 今日のメニューはこちら🌱

今日もいつもの場所へお邪魔致します。

時 間 : 10時30分〜12時

場 所 : 世田谷区世田谷2-14-7

※ カフェYOUR DAILY COFFEEさんの横を入った路地裏です。

雑穀(パック)以外はバラ売りです。

にんじん1本、クレソン5本もOK。

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ここではほぼ毎週 ” よもやま話 ” と題して食にまつわる話を書いています。

(今日の販売メニューはもっと下にスライドして見てください🌱)

よもやま話の過去分は ” 野菜のあれこれ ” コーナーに貼り付けてあります(トップ画面の下の方)

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タネや土、微生物や遺伝子の話。

言葉では伝わりにくい世界。

未来はアニメーション動画にする野心ですので無理に今読まなくても大丈夫です🌱

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今週のよもやま話 その9

 ” 固定種 ” をもう少しくわしく

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その8では固定種は「味が濃い」「特徴が濃い」そしてタネをまくと同じ野菜が育つことを書きました。

今回は固定種という言葉と在来種という言葉を使い分けている理由について書いてみます。

味の話ではなく、言葉の話です。

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固定種は「固定」種です。

つまり野菜の品種を固定しています。

そのタネを翌年にまくと同じものが育ってくることを農業の言葉で「固定する」と表現します。

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その固定の度合いで、

しっかり固定されている→固定種

ある程度固定されている→固定種

ざっくり固定されている→在来種

こんなイメージです。

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しっかりと固定しようとするなら、たとえば交雑しやすいアブラナ科なら、白菜とカブはかなり離れた場所(何キロも離れた山奥)で育てたたりetc.

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ある程度固定しようとするなら、同じ畑の中で何株かだけネットをかぶせたり(ミツバチの行き来を防ぐ)etc.

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ざっくり固定で良ければ、放置して自然に任せたりetc.→それでも確率的には同じものが大半育っていきます。

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固定種と在来種はタネをつないでいる点では同じです。

その固定度合いで表現がちがうのです。

固定種のタネはタネ屋さんが農家さんに販売できるタネで、在来種のタネは親戚の野菜が交雑している可能性があるためタネとして販売することは難しい。

そうした意味で言葉を使い分けています。

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では、今日も埼玉県飯能市・日高市の採れたての伝統野菜(固定種 / 在来種)をもらって来ます。

山梨県、千葉県、岐阜県からも直送野菜が届きます。

すべて農薬は使っていません。

タネも8割〜9割は固定種や在来種です。

では後ほど。

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今日のメニュー🌱

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横山秀男さん

(埼玉県日高市女影、高麗) 

西の野村美也子さん、東の横山秀男さん。

月田商店はこのお二方との出会いからはじまりました。

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▪︎ 野萱草(のかんぞう)自生 / 天然

 ねぎの仲間です。川の近くに自生しているものを毎年この時季だけ収穫してくださいます。

葉先の10センチほどは少し硬め(切り落としてもOK )、さっと茹でてヌタなどに。

▪︎ ミツバ(在来種)

 横山さんが近くの山際に植え付けて数年かけて増やしてきました。香りと良い意味の苦味を楽しめると思います。短めに刻んで卵とじなどに。

▪︎ パクチー(在来種)

 茎に横山さんならではの味わいがあると思います。

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※ 3種米は今季終了いたしました。うるち米(玄米)はまだありますのでいつでもご予約ください🌱

▪︎ 大豆(青山在来)

▪︎ うるち米(農林48号)要予約

この2つ、オススメです。

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こころファーム

(埼玉県日高市田木 横田浩行さん)

無農薬の農家さんから学び、そこに自分の考えを合わせて無肥料栽培をされています。

無肥料栽培は ” 牛、豚、鶏などのフンを堆肥に使わない ” 、そうやってゆっくり育てるやりかたです。

※ 横山秀男さん、のっぽファームさん、オルト・グラッツィアさんも基本的に無肥料栽培です。

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▪︎ 切干し大根(三浦大根)

 味がしっかり濃いめです。使っている三浦大根は今主流のF1種の三浦大根ではなく、昔ながらの固定種の三浦大根を使っています。味の濃さの理由はそこにあると思います。

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のっぽファーム

(埼玉県飯能市川﨑 農家 : 北村さんご夫妻)

野菜と雑穀を育てています。

雑穀は昨年秋はあまり穫れなかったそうですが、まだあります🌱

伝統種のタネをつないでおられます。

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メニュー

▪︎ 色々な菜の花(品種未定)

 のらぼうなを中心に、ほかのアブラナ科の菜の花が混ざっています。やわらかく、サラダでも良いくらいです。さっと炒め、お浸し、お味噌汁、菜飯など。

【雑穀類】

▪︎ 黒豆(自家採種3年〜4年)600円

 埼玉県小川町の風の丘ファームさんから譲り受けた黒大豆です(品種は不明?)。

それを毎年自家採種※ しています。

※ 自家採種・・・自分でタネ(この場合は大豆そのもの)を摂って翌年まくこと。

◾︎ 五穀ごはんの素(5種、自家採種) 600円

 白米1合に対して大さじ1杯イメージ。

 乾燥した雑穀を砕いてありますので水が浸透しやすく、白米と同じ時間で炊けます。

◾︎ 赤米(古代米、自家採種) 600円

 古代赤米「神丹穂 (かんにほ)」。ご飯に少し混ぜて炊くだけで、ほのかにピンクに色づきます♪また風味も良く、もち米系なので、プチっとした噛み応えと、モチっとした食感をお楽しみいただけます!お赤飯よりも手軽に晴れの日の食卓を彩られてみてはいかがでしょう。ちょっとした手土産にも喜んでいただけると思います!リピーターの多いお米です(^_-)-☆籾の中身はレンガ色をしています。 (のっぽファームさんのホームページから抜粋)

▪︎ 紫裸もち麦(自家採種)600円

 今は種を購入できなくなってしまった希少な品種のもち麦です。紫の穂が美しい大麦の仲間です。もちもちプチプチした食感。

 一晩水に浸けて(2倍にふくらみます)、お米と一緒に炊いたり、水からコトコト、スープの具にしてもOK。茹でてサラダにトッピングしても良いです(北村真澄さんより)。

▪︎ 粟 (あわ)800円

 畑のチーズとも呼ばれる雑穀です。鉄分が多く含まれています。乳の出を良くするとも言われており、産後の回復期にもお勧めの雑穀です。大きめのボウルに入れ水でかき混ぜながら浮くゴミを流すことを数回繰り返し、金属製の粉ふるいなど目の細かいザル(または布巾を敷いたザル)で水切りしてからお使いください。炊いたもちあわに軽く塩味をつけ刻んだレーズンやクルミ、干し柿などを加えて丸めればかわいい和菓子が出来上がります。きな粉をかけて召し上がれ♪もちきびと同様にもお使いいただけます (のっぽファームさんのホームページから抜粋)

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オルト・グラッツィア

(埼玉県飯能市小久保、農家 : 坂本さんご夫妻)

坂本さんの好奇心は「いろいろな品種」に向くようです。

他の農家さんと比べてもとても多くの野菜を育てています。

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▪︎ 子持ち高菜(固定種)

 炒め物が美味しいとご好評を頂いています。時季的に終わりの方、子持ち = コブはもう無く、菜の花状態になっています。太い茎も火を通せば柔らかくなります。炒め物がオススメです。

▪︎ のらぼう菜(固定種)

 炒め物にするイメージでしたが、太く柔らかい状態なら ” おひたし ” が合うようです。

お味噌汁にもオススメです。

▪︎ キャベツの菜の花(固定種)

 形こそ菜の花ですが、味も食感もキャベツそのものです。キャベツとして炒め物やお味噌汁が良いかと思います。焼きそばやお好み焼きに入れてもOKです。

▪︎ スティックブロッコリー(F1種または固定種)

▪︎ パクチー(固定種)

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ベジガーデン佑喜

(山梨県都留市つる 天野雅光さん)

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▪︎ のらぼう菜(固定種)

▪︎ 黒田五寸にんじん (固定種または自家採種)

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島村農園

(千葉県成田市三里塚)

はじめて訪ねた日、動物のフンを混ぜた堆肥のもとになる山と、その横に何日か経った山がならんでいました。

何日か経った山からは湯気が立ち、手をいれるととても温かかった。

微生物の存在を感じた瞬間でした。

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▪︎ 高菜(F1種)

▪︎ 紅はるか(ネットリ系サツマイモ)

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野村農園

(岐阜県高山市金桶 野村美也子さんご夫妻)

▪︎ ハーブティー(生)セット

 野村農園さんの畑にはハーブがたくさん。その中でオススメの数種類を季節に合わせて束にして送ってくださいます。虫がいることもありますのでボウルに水を溜めて一度沈めてみて、かるく揺らしたりしてからお使いください。

 

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小塙 勝さん

(茨城県小美玉市)

▪︎ れんこん(品種 : かなすみ8号)100㌘100円計算

 そろそろ終盤です。冬の甘さとは違う味わいに変化してきているはずです。

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瀬戸農場

(群馬県沼田市 瀬戸哲夫さん)

生命卵 1個70円

平飼いの鶏舎には稲藁(いなわら)が敷き詰められています。そこにヨモギなどを黒糖漬けで発酵させた液を混ぜることで微生物がたくさんいる環境になります。鶏の糞が自然に分解されて鶏舎が匂わず、除菌ではなく「微生物を増やす」ことによって元気な鶏舎にしています。

エサも遺伝子組み換え不使用、さらに30種類を自家配合とのこと。

何も隠さない、全部オープン。

「皆さんで是非見学に来てください♪」

とおっしゃってくださいました。

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有機農園 ねぎぼうず

(千葉県南房総市海老敷 農家 : 根岸典好さん)

※ご予約販売のみ(毎週水曜日の夜〆切)

25年ほど前にこの地で始めたときは田んぼを1枚かりることすら難しかったそうです。

25年経った今では逆に周りから声をかけられて田んぼが広がっています。

広い田んぼをこなすには機械を使いますが、今でも一部の田んぼでは天日干しをします。

その理由は「小さな農業がたのしいから」だとおっしゃいます。

機械がぜんぶやってくれる今の時代に農家になる人は可哀想(←この表現を使ったかどうか🤔)。色々なことを自分でやるのが楽しい♪とおっしゃいます。

◾︎ コシヒカリ  白米、玄米

◾︎ ササニシキ  白米、玄米

◾︎ ツキノモチ  白米、玄米

コシヒカリはモッチリ、ササニシキはさっぱり、ツキノモチは「もち米」です。

玄米は1キロ800円(ツキミモチは900円)

白米は1キロ850円(ツキミモチは950円)

ご予約の単位は2キロ、3キロ、5キロ、10キロ

毎週水曜日の夜までにLINEをください🌱

※ お米は横山秀男さんのお米もまだご予約出来ます。

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北産

(北海道厚岸郡浜中町)

◾︎ 浜中こんぶ 600円

 のっぽファームさん(埼玉県飯能市)がお付き合いしている昆布生産者さんです。

規格外を大量に仕入れたものをのっぽさんがカットして袋に詰めてくださっています。

現地では昆布の幅で1等品、2等品、3等品と分けていき、それぞれの両端を切り離して正規品にします。

その時の両端を集めた規格外こんぶですので、味は同じでお手頃価格です。

浜中町では街をあげて ” 除草剤を使わない ” 

昆布を干すときに下に除草剤を撒くことが問題視されているとのこと。

北産さんの昆布はその点でも安心です。

浜中昆布の特徴は葉肉が薄いことです。

ダシだけでなく、食べられます。

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海の精

 (東京都大島町、伊豆大島)

▪︎ 自然海塩 (あらしお) 464円

 煮物、スープ、お漬物、枝豆など「溶かす」料理に。

  逆に、炒め物、チャーハン、ステーキの下味、サラダなど「パラパラ」したい時には向きません→海の精「やきしお」

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仕入れている野菜について、また仕入れの仕組み

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月田商店の野菜はすべて農薬不使用です。

そのうち8割〜9割が ” 昔ながらの野菜 ” (固定種、在来種)。

タネを自家採種(自分でタネを採って来年まくこと)しているものもあります。

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埼玉県飯能市・日高市にはそうした伝統野菜を作る文化が残っており月田商店のお付き合いの中心にもなっています(毎週土曜日、直に受け取って来ます)。

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山梨県、千葉県からは直送で練馬のヤマト運輸さん(谷原営業所)に届くので、埼玉県の帰りに受け取っています。

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元気な土と、元気なタネと、鮮度もベストを尽くします。

昔の農法は育ちもゆっくり、大きさも1個1個バラバラなので収穫にも畑の管理にも時間がかかります。

それを考えに入れた価格になりますが、虫食いのや枯れた葉っぱごとバラで頂いてきて、それを皆様にバラで手に取って頂くことで高品質なものをある程度低価格で販売したいと考えています。

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ポップが無かったり(今年はもう少し工夫します)。枯れ葉や虫食いも混ざったままですが、良かったらお付き合いください。