4月22日(土)蜻蛉さんにて販売 今日のメニューはこちら🌱
今日も居酒屋 蜻蛉(とんぼ)さんの駐車場にて販売させて頂きます。
毎週土曜日はこちらに居ます。
時 間 : 15時〜18時
場 所 : 練馬区田柄5-14-12
※車でのお越しもOKです。
とても広い路地裏です。
雑穀(パック)以外はバラ売りです。
葉物はだいたいのものを100㌘150円で計算しています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここではほぼ毎週 ” 食のそもそも話 ” と題して食にまつわる話を書いています。
(今日の販売メニューはもっと下にスライドして見てください🌱)
そもそも話の過去分は ” 野菜のあれこれ ” コーナーに貼り付けてあります(トップ画面の下の方)
✳︎
【食のそもそも話】
タネや土、微生物や遺伝子の話。
言葉では伝わりにくい世界。
未来は文字ではなくアニメーション動画にする野心ですので楽しみにお待ちください🌱
✳︎
食のそもそも話 その11
【固定種とF1種を ” スピード ” でくらべる】
✳︎
注意)固定種と在来種は細かく言うと違うのですが、ここでは同じものとして ” 固定種 ” と書いています。
✳︎
固定種とF1種をいろいろな角度からくらべてみましょう。
今回は ” スピード ” でくらべてみます。
✳︎
ものの本※ によると、野菜を雑種にする場合、その掛け合わせた系統が遠い親戚であるほどその1代目の野菜(F1種)は早く大きく育つことが書いてあります。
※ 野口勲著「タネが危ない(日本経済新聞出版)」
✳︎
そこで実際に農家さんに話を聞いてみました。
✳︎
オルト・グラッツィアの坂本幸道さん、ベジガーデン佑喜の天野雅光さんの経験談では、お二方とも同じことをおっしゃいました。
✳︎
意外にも「育つスピードにちがいは感じない」とのことでした。
✳︎
▪︎ 固定種は育ち方が1個1個バラバラ
▪︎ F1種は畑1列がそろって育つ
このことで、
✳︎
「F1種の方が早く育っている感覚にはなる」
「ただ、実際には変わらないのではないか?」
とのことでした。
✳︎
ただ、比べることが実際には出来ない、比べることに意味が無いという話にもなりました。
✳︎
▪︎ 品種がちがうとABテストにならない
▪︎ 育てる時季にもよる(F1種は旬をずらせる)
▪︎ 親戚の離れ具合にもよる
✳︎
例えば固定種の ” 日本ほうれんう “とF1種の ” トライ(ほうれん草) ” を比べたとしても、そもそも品種がちがうので固定種とF1種の生育スピードを比べることは出来ない。
という話にもなりました。
✳︎
まとめると、
固定種とF1種は育つスピードは一緒かもしれないし、差があるのかもしれない。
比べられないけれど、F1種の方が気持ち早い気がしないでもない(それも感覚の話かも)。
✳︎
【おまけ】
1番スピードを変えるのは ” 化学肥料 ” だろうという話になりました。
次いで ” 動物性堆。
化学肥料を入れるとキャベツが2ヶ月で育ったりするそうです。逆に何も使わない(無肥料栽培)と半年以上かかったりする。
無農薬の畑でも、動物性堆肥(フンを熟成)を使うと化学肥料ほどではないけれど育ちが早くなり、何も使わない(無肥料栽培)とゆっくり育つ。
✳︎
月田商店がお付き合いしている農家さんは化学肥料を畑に使っている方はいません。
※ 一部、苗を育てる段階で使う場合があります。
そして半分の農家さんは動物性堆肥を使い、半分の農家さんは無肥料栽培です。
✳︎
では、今日も埼玉県飯能市・日高市の採れたての伝統野菜(固定種 / 在来種)をもらって来ます。
山梨県、千葉県、岐阜県からも直送野菜が届きます。
すべて農薬は使っていません。
タネも8割〜9割は固定種や在来種です。
では後ほど。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日のメニュー🌱
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
横山秀男さん
(埼玉県日高市女影、高麗)
今日は久しぶりに天気が良い土曜日。
畑に何が育っているか、それともあまり育っていないか、、
✳︎
横山秀男さんのメニュー
埼玉県を出るときにLINE致します。
予想では、
▪︎ パクチー
▪︎ サニーレタス
▪︎ わんぱくニンジン
▪︎ 野萱草(のかんぞう)
▪︎ 三つ葉(半天然育ち)
✳︎
※ 3種米は今季終了いたしました。うるち米(玄米)はまだありますのでいつでもご予約ください🌱
▪︎ 大豆(青山在来)
▪︎ うるち米(農林48号)要予約
この2つ、オススメです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こころファーム
(埼玉県日高市田木 横田浩行さん)
おだやかな人柄で声も優しい。
システム系に詳しいため理論の話になるとお互いに好奇心です。
✳︎
▪︎ 深谷西田ねぎ(固定種)
硬くなさそうなものがあれば収穫して頂きます。これから畑を見に行ってご判断くださるとのこと。それでも時季的に硬めだとは思います🙇♂️
▪︎ 切干し大根(三浦大根)少量入荷
今では激レアになった固定種の三浦大根(F1種の三浦大根ではなく)を使った切干し大根です。しっかり濃いめ。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
のっぽファーム
(埼玉県飯能市川﨑 農家 : 北村さんご夫妻)
野菜と雑穀を育てています。
時間の流れをゆっくりにしてくれる。
そんなご一家です🌱
✳︎
今週は
✳︎
【雑穀類】
▪︎ 黒豆(自家採種3年〜4年)600円
埼玉県小川町の風の丘ファームさんから譲り受けた黒大豆です(品種は不明?)。
それを毎年自家採種※ しています。
※ 自家採種・・・自分でタネ(この場合は大豆そのもの)を摂って翌年まくこと。
◾︎ 五穀ごはんの素(5種、自家採種) 600円
白米1合に対して大さじ1杯イメージ。
乾燥した雑穀を砕いてありますので水が浸透しやすく、白米と同じ時間で炊けます。
◾︎ 赤米(古代米、自家採種) 600円
古代赤米「神丹穂 (かんにほ)」。ご飯に少し混ぜて炊くだけで、ほのかにピンクに色づきます♪また風味も良く、もち米系なので、プチっとした噛み応えと、モチっとした食感をお楽しみいただけます!お赤飯よりも手軽に晴れの日の食卓を彩られてみてはいかがでしょう。ちょっとした手土産にも喜んでいただけると思います!リピーターの多いお米です(^_-)-☆籾の中身はレンガ色をしています。 (のっぽファームさんのホームページから抜粋)
▪︎ 紫裸もち麦(自家採種)600円
今は種を購入できなくなってしまった希少な品種のもち麦です。紫の穂が美しい大麦の仲間です。もちもちプチプチした食感。
一晩水に浸けて(2倍にふくらみます)、お米と一緒に炊いたり、水からコトコト、スープの具にしてもOK。茹でてサラダにトッピングしても良いです(北村真澄さんより)。
▪︎ 粟 (あわ)800円
畑のチーズとも呼ばれる雑穀です。鉄分が多く含まれています。乳の出を良くするとも言われており、産後の回復期にもお勧めの雑穀です。大きめのボウルに入れ水でかき混ぜながら浮くゴミを流すことを数回繰り返し、金属製の粉ふるいなど目の細かいザル(または布巾を敷いたザル)で水切りしてからお使いください。炊いたもちあわに軽く塩味をつけ刻んだレーズンやクルミ、干し柿などを加えて丸めればかわいい和菓子が出来上がります。きな粉をかけて召し上がれ♪もちきびと同様にもお使いいただけます (のっぽファームさんのホームページから抜粋)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
オルト・グラッツィア
(埼玉県飯能市小久保、農家 : 坂本さんご夫妻)
昨日ご連絡がありました。
少しずつですが、春野菜が何かしら収穫できるとのこと。
ここに書けるほどの量もありませんので🤔
ご来店のときのお楽しみにさせてください🙇♂️
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ベジガーデン佑喜
(山梨県都留市つる 天野雅光さん)
春野菜が育つまで、あと1週間出荷がお休みです。
来週はニラやスナップエンドウが育っている予定です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
島村農園
(千葉県成田市三里塚)
むかしは森だった場所を戦時中にみんなで木を切って、抜いて、機械もほとんど無い時代にそれをして畑にした場所。
以来農薬をつかわずに3代目です。
✳︎
▪︎ 小松菜(F1種)
▪︎ 長ネギ(F1種)
▪︎ にんじん(F1種)
▪︎ ミニ大根(F1種)
▪︎ 紅はるか(サツマイモ、ネットリ系)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
野村農園
(岐阜県高山市金桶 野村美也子さんご夫妻)
▪︎ サラダ野菜セット 350〜400円前後
その時季畑にある「生で食べられる」野菜を摘み集めてくださいます。
今回はサラダ大根、からしな、ルッコラです。特徴が強めなので、「白菜の菜の花を売り場から足してみてください」by野村美也子さん
▪︎ 折り菜(菜の花のこと)
赤かぶ(F1種)の折り菜がメインで、聖護院かぶ(固定種)の折り菜も少し混ざっているとのこと。別で白菜の菜の花も少し届きます。
おひたしに限らず、炒め物でも。
月田商店は生で食べられるものは試食OKです。毎週色々な菜の花を食べているとその味の違いが楽しめます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
小塙 勝さん
(茨城県小美玉市)
▪︎ れんこん(品種 : かなすみ8号)100㌘100円計算
そろそろ終盤です。冬の甘さとは違う味わいに変化してきているはずです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
瀬戸農場
(群馬県沼田市 瀬戸哲夫さん)
生命卵 1個70円
平飼いの鶏舎には稲藁(いなわら)が敷き詰められています。そこにヨモギなどを黒糖漬けで発酵させた液を混ぜることで微生物がたくさんいる環境になります。鶏の糞が自然に分解されて鶏舎が匂わず、除菌ではなく「微生物を増やす」ことによって元気な鶏舎にしています。
エサも遺伝子組み換え不使用、さらに30種類を自家配合とのこと。
何も隠さない、全部オープン。
「皆さんで是非見学に来てください♪」
とおっしゃってくださいました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
有機農園 ねぎぼうず
(千葉県南房総市海老敷 農家 : 根岸典好さん)
※ご予約販売のみ(毎週水曜日の夜〆切)
25年ほど前にこの地で始めたときは田んぼを1枚かりることすら難しかったそうです。
25年経った今では逆に周りから声をかけられて田んぼが広がっています。
広い田んぼをこなすには機械を使いますが、今でも一部の田んぼでは天日干しをします。
その理由は「小さな農業がたのしいから」だとおっしゃいます。
機械がぜんぶやってくれる今の時代に農家になる人は可哀想(←この表現を使ったかどうか🤔)。色々なことを自分でやるのが楽しい♪とおっしゃいます。
◾︎ コシヒカリ 今季終了になりました🙇♂️
◾︎ ササニシキ 白米、玄米
◾︎ ツキノモチ 白米、玄米
コシヒカリが今季終了になりました。
思っていたよりずっと早くに売り切れ、、残念ですがササニシキはまだあるとのこと。
月田商店では実はササニシキが人気です。
「さっと口に入る食感とほのかな甘味」
またアトピーのお子様には身体にやさしいと言われています。
また、もち米の「ツキノモチ」もまだあります。
▪︎ ササニシキ
玄米 1キロ800円計算
白米 1キロ850円計算
▪︎ ツキノモチ
玄米 1キロ900円計算
白米 1キロ950円計算
ご予約の単位は2キロ、3キロ、5キロ、10キロ
毎週水曜日の夜までにLINEをください🌱
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
北産
(北海道厚岸郡浜中町)
◾︎ 浜中こんぶ 600円
のっぽファームさん(埼玉県飯能市)がお付き合いしている昆布生産者さんです。
規格外を大量に仕入れたものをのっぽさんがカットして袋に詰めてくださっています。
現地では昆布の幅で1等品、2等品、3等品と分けていき、それぞれの両端を切り離して正規品にします。
その時の両端を集めた規格外こんぶですので、味は同じでお手頃価格です。
浜中町では街をあげて ” 除草剤を使わない ”
昆布を干すときに下に除草剤を撒くことが問題視されているとのこと。
北産さんの昆布はその点でも安心です。
浜中昆布の特徴は葉肉が薄いことです。
ダシだけでなく、食べられます。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
海の精
(東京都大島町、伊豆大島)
▪︎ 自然海塩 (あらしお) 464円
煮物、スープ、お漬物、枝豆など「溶かす」料理に。
逆に、炒め物、チャーハン、ステーキの下味、サラダなど「パラパラ」したい時には向きません→海の精「やきしお」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
仕入れている野菜について、また仕入れの仕組み
✳︎
月田商店の野菜はすべて農薬不使用です。
そのうち8割〜9割が ” 昔ながらの野菜 ” (固定種、在来種)。
タネを自家採種(自分でタネを採って来年まくこと)しているものもあります。
✳︎
埼玉県飯能市・日高市にはそうした伝統野菜を作る文化が残っており月田商店のお付き合いの中心にもなっています(毎週土曜日、直に受け取って来ます)。
✳︎
山梨県、千葉県からは直送で練馬のヤマト運輸さん(谷原営業所)に届くので、埼玉県の帰りに受け取ってから蜻蛉さんに向かっています。
✳︎
元気な土と、元気なタネと、鮮度もベストを尽くします。
昔の農法は育ちもゆっくり、大きさも1個1個バラバラなので収穫にも畑の管理にも時間がかかります。
それを考えに入れた価格になりますが、虫食いのや枯れた葉っぱごとバラで頂いてきて、それを皆様にバラで手に取って頂くことで高品質なものをある程度低価格で販売したいと考えています。
✳︎
ポップが無かったり(今年はもう少し工夫します)。枯れ葉や虫食いも混ざったままですが、皆様と一緒に工夫して ” ひとつの文化 ” を光が丘に創りたいと考えていますので、良かったらお付き合いください。