4月29日(土)蜻蛉さんにて販売 今日のメニューはこちら🌱

今日も居酒屋 蜻蛉(とんぼ)さんの駐車場にて販売させて頂きます。

毎週土曜日はこちらに居ます。

時 間 : 15時〜18時

場 所 : 練馬区田柄5-14-12

※車でのお越しもOKです。

 とても広い路地裏です。

雑穀(パック)以外はバラ売りです。

葉物はだいたいのものを100㌘150円で計算しています。

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メニューの前菜として、ここではほぼ毎週 ” 食のそもそも話 ” を書いています(これまでの分は野菜のあれこれコーナーに貼り付けてあります)。

※ 今日の販売メニューは下にスライドしてください🌾

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食のそもそも話その12

固定種とF1種を ” 収穫 ” でくらべる

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レタスetc.(キク科)やインゲンetc.(マメ科)など一部のジャンルをのぞいて世界の野菜はF1種になりました。

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むかしの野菜は固定種 / 在来種

→純血種。そのタネをまくとそれが出来る。

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現在の野菜はF1種(えふわん)

→雑種。そのタネをまくと混ざった系統がバラバラに顔を出す。

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さて、今回は固定種とF1種をそれぞれ育てた場合に ” 収穫の風景 ” の違いを書いてみます。

これを紐解くと、世の中がF1種化した理由が解ります。

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F1種のタネにはメンデルの法則というものが働いて、まいたタネがほぼ同じスピードで育ちます。

F1種の小松菜を1列ずつ、今日、明日、あさってと日にちをずらして畑にまいていったとします。

そうすると収穫時期には、今日はこの1列を収穫、明日はとなりの1列、あさってはそのとなり、という風にしていき、3日後には3列分が綺麗に片付きます(次の野菜の準備に入れる)。

しかもほぼ同じ大きさカタチなら選別もありません。

F1種は、

▪︎ 育つスピードが一緒→いっせいに収穫できる

▪︎ カタチがそろう→選別しないで収穫できる

▪︎ 畑をつぎの段階に移せる

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一方固定種のタネはひとつひとつに個性がありますのでF1種の様にはいきません。

固定種の小松菜ならはじめから3列分を同じ日にまくでしょう。

そして収穫時期になって3列分をひとつひとつ見ながら、今日収穫できる分を探します。明日も、あさっても、そして2週間後もそうしているかもしれません。

固定種は、

▪︎ 育つスピードがバラバラ→いっせいに収穫できない

▪︎ カタチが不揃い→選別しながら収穫する

▪︎ 畑をつぎの段階になかなか移せない

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こうした理由で、固定種を育てる農家さんはかなり希少になりました。

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来週は固定種とF1種を種屋さんの視点に立ってくらべてみます。

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では、今日も埼玉県飯能市・日高市の採れたての伝統野菜(固定種 / 在来種)をもらって来ます。

山梨県、千葉県、岐阜県からも直送野菜が届きます。

すべて農薬は使っていません。

タネも8割〜9割は固定種や在来種です。

では後ほど。

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今日の販売メニュー🌱

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横山秀男さん

(埼玉県日高市女影、高麗) 

▪︎ ミツバ(天然風)

▪︎ ニラ(在来種)

▪︎ 大根の間引き菜(固定種、葉っぱを食べる)

▪︎ こまつな(まだ小さいかも)

▪︎ みずな(まだ小さいかも)

▪︎ 玄米(農林48号)1キロ800円

▪︎ 大豆(青山在来)100㌘150円

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こころファーム

(埼玉県日高市田木 横田浩行さん)

今週、来週は出荷おやすみです🙇‍♂️

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のっぽファーム

(埼玉県飯能市川﨑 農家 : 北村さんご夫妻)

▪︎ フキ(在来種)

▪︎ 小松菜(固定種または在来種)

▪︎ ビタミン菜(自家採種)

ほか、あれば金町かぶ(小粒)、大根のサヤ、山東菜。

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【雑穀類】

▪︎ 黒豆(自家採種3年〜4年)600円

 埼玉県小川町の風の丘ファームさんから譲り受けた黒大豆です(品種は不明?)。

それを毎年自家採種※ しています。

※ 自家採種・・・自分でタネ(この場合は大豆そのもの)を摂って翌年まくこと。

◾︎ 五穀ごはんの素(5種、自家採種) 600円

 白米1合に対して大さじ1杯イメージ。

 乾燥した雑穀を砕いてありますので水が浸透しやすく、白米と同じ時間で炊けます。

◾︎ 赤米(古代米、自家採種) 600円

 古代赤米「神丹穂 (かんにほ)」。ご飯に少し混ぜて炊くだけで、ほのかにピンクに色づきます♪また風味も良く、もち米系なので、プチっとした噛み応えと、モチっとした食感をお楽しみいただけます!お赤飯よりも手軽に晴れの日の食卓を彩られてみてはいかがでしょう。ちょっとした手土産にも喜んでいただけると思います!リピーターの多いお米です(^_-)-☆籾の中身はレンガ色をしています。 (のっぽファームさんのホームページから抜粋)

▪︎ 紫裸もち麦(自家採種)600円

 今は種を購入できなくなってしまった希少な品種のもち麦です。紫の穂が美しい大麦の仲間です。もちもちプチプチした食感。

 一晩水に浸けて(2倍にふくらみます)、お米と一緒に炊いたり、水からコトコト、スープの具にしてもOK。茹でてサラダにトッピングしても良いです(北村真澄さんより)。

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オルト・グラッツィア

(埼玉県飯能市小久保、農家 : 坂本さんご夫妻)

▪︎ ケール(固定種)

▪︎ ネギ(品種確認中)

▪︎ ミント(固定種または在来種)

▪︎ オレガノ(固定種または在来種)

他かなり少量ですが、スナップエンドウ、中玉トマト、大玉トマト、コモンマロウ※ 、イチゴが少しだけあるとのこと。

※ コモンマロウ・・・オクラの仲間で、葉っぱと茎を食べます🌱

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ととちゅらふぁーむ

(埼玉県春日部市内牧、農家 : 谷口茂久さん)

▪︎ 小松菜(自家採種 新戒青菜)

▪︎ カーボロネロ(固定種)

 炒めたり、スープに。

▪︎ ルッコラ(固定種)

 サラダで。野村農園さんのサラダ野菜セット、島村農園さんのラディッシュ、横山秀男さんのミツバの葉っぱ(刻んで)、のっぽファームさんの大根のサヤを混ぜてサラダに🌱

▪︎ 日本ほうれん草(自家採種)

 

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ベジガーデン佑喜

(山梨県都留市つる 天野雅光さん)

もう1週間、出荷おやすみです。

来週はニラやスナップエンドウが少しずつ育ってきそうとのこと。

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島村農園

(千葉県成田市三里塚)

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▪︎ 小松菜(F1種)

▪︎ 長ネギ(F1種)

▪︎ にんじん(F1種)

▪︎ ラディッシュ(F1種)

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野村農園

(岐阜県高山市金桶 野村美也子さんご夫妻)

▪︎ サラダ野菜セット 350〜400円前後

 その時季畑にある「生で食べられる」野菜を摘み集めてくださいます。

 今回はレタス、カラシナです。

畑に生野菜が今週は少なく2品目になりました。

ここに加えて島村農園さんのラディッシュや、横山秀男さんのミツバの葉っぱを刻んで混ぜれば良いサラダになりそうです🌱

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小塙 勝さん

(茨城県小美玉市)

▪︎ れんこん(品種 : かなすみ8号)100㌘100円計算

 そろそろ終盤です。冬の甘さとは違う味わいに変化してきているはずです。

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長有研(長崎有機農業研究会)

▪︎ 新たまねぎ(F1種)100㌘60円計算

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瀬戸農場

(群馬県沼田市 瀬戸哲夫さん)

生命卵 1個70円

平飼いの鶏舎には稲藁(いなわら)が敷き詰められています。

そこにヨモギなどを黒糖漬けで発酵させた液を混ぜることで微生物がたくさんいる環境になります。

鶏の糞が自然に分解されて鶏舎が匂わず、除菌ではなく「微生物を増やす」ことによって元気な鶏舎にしています。

エサも遺伝子組み換え不使用、さらに30種類を自家配合。

何も隠さない、全部オープン。

「皆さんで是非見学に来てください♪」

とおっしゃっています😌

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有機農園 ねぎぼうず

(千葉県南房総市海老敷 農家 : 根岸典好さん)

※ご予約販売のみ(毎週水曜日の夜〆切)

25年ほど前にこの地で始めたときは田んぼを1枚かりることすら難しかったそうです。

25年経った今では逆に周りから声をかけられて田んぼが広がっています。

広い田んぼをこなすには機械を使いますが、今でも一部の田んぼでは天日干しをします。

その理由は「小さな農業がたのしいから」だとおっしゃいます。

機械がぜんぶやってくれる今の時代に農家になる人は可哀想(←この表現を使ったかどうか🤔)。色々なことを自分でやるのが楽しい♪とおっしゃいます。

◾︎ ササニシキ(玄米)

2キロ1600円

3キロ2400円

5キロ4000円

10キロ8000円

▪︎ ササニシキ(白米)

2キロ1700円

3キロ2550円

5キロ4250円

10キロ8500円

毎週水曜日の夜までにLINEをください🌱

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北産

(北海道厚岸郡浜中町)

◾︎ 浜中こんぶ 600円

 のっぽファームさん(埼玉県飯能市)がお付き合いしている昆布生産者さんです。

規格外を大量に仕入れたものをのっぽさんがカットして袋に詰めてくださっています。

現地では昆布の幅で1等品、2等品、3等品と分けていき、それぞれの両端を切り離して正規品にします。

その時の両端を集めた規格外こんぶですので、味は同じでお手頃価格です。

浜中町では街をあげて ” 除草剤を使わない ” 

昆布を干すときに下に除草剤を撒くことが問題視されているとのこと。

北産さんの昆布はその点でも安心です。

浜中昆布の特徴は葉肉が薄いことです。

ダシだけでなく、食べられます。

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海の精

 (東京都大島町、伊豆大島)

▪︎ 自然海塩 (あらしお) 464円

 煮物、スープ、お漬物、枝豆など「溶かす」料理に。

  逆に、炒め物、チャーハン、ステーキの下味、サラダなど「パラパラ」したい時には向きません→海の精「やきしお」

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仕入れている野菜について、また仕入れの仕組み

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月田商店の野菜はすべて農薬不使用です。

そのうち8割〜9割が ” 昔ながらの野菜 ” (固定種、在来種)。

タネを自家採種(自分でタネを採って来年まくこと)しているものもあります。

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埼玉県飯能市・日高市にはそうした伝統野菜を作る文化が残っており月田商店のお付き合いの中心にもなっています(毎週土曜日、直に受け取って来ます)。

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山梨県、千葉県からは直送で練馬のヤマト運輸さん(谷原営業所)に届くので、埼玉県の帰りに受け取ってから蜻蛉さんに向かっています。

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元気な土と、元気なタネと、鮮度もベストを尽くします。

昔の農法は育ちもゆっくり、大きさも1個1個バラバラなので収穫にも畑の管理にも時間がかかります。

それを考えに入れた価格になりますが、虫食いのや枯れた葉っぱごとバラで頂いてきて、それを皆様にバラで手に取って頂くことで高品質なものをある程度低価格で販売したいと考えています。

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ポップが無かったり(今年はもう少し工夫します)。枯れ葉や虫食いも混ざったままですが、皆様と一緒に工夫して ” ひとつの文化 ” を光が丘に創りたいと考えていますので、良かったらお付き合いください。