食のそもそも話 24 ✳︎ 旬ってそもそも何でしょう?
旬を辞書で引くと「味が良い食べ頃の時期。出盛りの時期」と書いてあります(大辞林)。
ですが、これだと大切な旬のメリットが抜けています。
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食品成分表にはこういう記述があります。
季節によるビタミンCの比較。
夏に採れたほうれん草は20mg
冬に採れたほうれん草は60mg
※ いずれも生100gあたり
(文部科学省管轄、実教出版)
3倍の違いがあります。
食品成分表には1年を通した平均値が表に記されています。
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そしてもうひとつ、安全面のメリットもあります(一般の八百屋やスーパーで買う場合)。
旬の時期には自然に育ちやすい時期なので、農薬の散布も少なくてすみます。
ですので、スーパーに並ぶ野菜の中で、出来るだけ旬のものを意識して選ぶことで食卓を減農薬にすることが出来るかもしれません。
※ 農薬は高いので、農家さんも最小限にしたいのです。
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まとめると、旬の野菜は
▪︎ 美味しい
▪︎ 安い(たくさん出回るので)
▪︎ 栄養が多い
▪︎ 安全性に期待できる
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蛇足。
僕の知る保育園ではメニューの組み立てに栄養管理ソフトを使っていました(おそらく大半なのでは?)。
このソフトは食品成分表をもとにしているとのこと。
上記の様に、食品成分表には但し書きがあり、1年を通して変わっていく栄養価の「平均値」が代表値として表になっています。
本当の栄養価は、食品成分表の通りでは無いのです。