食のそもそも話 9 ✳︎ 雄性不稔 ” あぶない派 ” の考え「遺伝子の異常説」

雄(オス)の性質がみのらないと書いて雄性不稔(ゆうせいふねん)。

おしべがクシャクシャになる野菜。

市場、スーパー、道の駅、全国に並んでいる野菜のほとんどはF1種の野菜で(※)、F1種の多くは雄性不稔を使って作られていると言われています(たぶん事実です)。

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雄性不稔の野菜ははたして安心なのでしょうか?

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元々は何万株に1個登場した雄性不稔(食のそもそも話3 参照)。

これは遺伝子の異常で、不健康な野菜だとも考えられます。

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野菜が雄性不稔に変わりはじめた戦後、それから現代に至るまでに人間の精子の数が減ったと言います。

原因のひとつが雄性不稔の野菜では無いか、という考え方があります。

(とは言え、その関係を明確に示す証拠はありません)。

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※ レタスやゴボウなどキク科の野菜、スナップえんどうや大豆などのマメ科の野菜、この2つのジャンルはF1種ではなく今でもほぼすべて固定種のはずです。

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ちょっと怖い話を書いてしまったかもしれません。

来週は ” だいじょうぶ派 ” の意見を書きます。

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