ことばの説明 : 固定種 (こていしゅ)

野菜のタネは3種類

固定種、在来種、F1種の3つ。

【固定種 (こていしゅ)】例)カブで説明

始めはバラバラに育っているたくさんのカブの中から、特に気に入った味やカタチのカブを収穫しないでタネを宿すまで大きく育てて次の年に畑にまく。これを何年も繰り返すことで、例えば100粒のタネを畑にまいたら100個のだいたい同じ様なカブ(個性があるとは言え)が育つように固定させたタネのこと。これに「みやまコカブ」と名前をつけたりする。似たようなタネとして在来種(ざいらいしゅ)がありますが、在来種は他の親しい野菜と少しずつ自然に混ざる(毎年変化していく)ことがあるのに対して、固定種は混ざらないようにネットで囲って他のカブの花粉を受粉しないように育てたり、山奥の畑で育てたりして確実に同じ「みやまコカブ」同士で受粉させたタネ屋自慢のタネ。