9月24日(土)蜻蛉さんにて販売「飛騨小町、盛りの日」

今日も居酒屋 蜻蛉(とんぼ)さんの駐車場にて販売させて頂きます。

毎週土曜日はこちらに居ます。

時 間 : 15時〜18時

場 所 : 練馬区田柄5-14-12

※車でのお越しもOKです。

 とても広い路地裏です。

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練馬は15時には雨も落ち着きそうですね。

八百屋の神様が味方してくれました。

今日は年に1回、月田商店にとって大切な日。

「飛騨小町の盛りの日」です。

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エピソードがつい長くなります💦

メニューは下にスライド😌

もしくは「やっと本題です」から読んでください。

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飛騨小町(ひだこまち)は岐阜県高山市国府町(こくふまち)の野村農園さんが育てている枝豆です。

美也子さんが野村農園に嫁ぐとき「農家に嫁ぐならこれを持って行け」と持たされたタネでした(品種は謎ですが”だだちゃ豆系”だろうとのこと)。25年間タネを継ないでいます。

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月田商店はボク(月田瑞志)がちょうど2年前に独立した車1台の八百屋です。

軽トラックを買い、特殊な荷台を取り付けるべく飛騨高山を訪ねました。

この荷台はここでしか作っていなかったからです。

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車を買ったその足で6時間走って高山へ。

車を工房にあずけて、1人ふらふらと地元の喫茶店に入りました。

(観光名所です!みたいなお店には入る気分になれず、地元っぽいお店に惹かれてました)。

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ちょうどコロナが騒がれていた頃。

「東京から来た」と話すと喫茶店のご主人も一瞬ためらわれた様子でしたが、「八百屋の車の改造で」と伝えたら納得してくださいました。

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よくよく話していると、その方の娘さんが昔荻窪に住んでいたと。

「ボクも今荻窪です。その八百屋から独立したばかりなんです」

と話すと、なんだか親近感が生まれました。

「それなら向かいに商工会議所があるから、ナナオさんを尋ねるといいよ」

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ナナオさんを尋ねると、「おぉ!よく尋ねて来てくれたなぁ!まあ座んなさい(初見笑)」

ナナオさんと農業と八百屋の話を30分くらいしていたでしょうか、意気投合といった感じで。

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それなら無農薬の農家さんを紹介しよう。

と、ここで野村美也子さんに電話をしてくださいました。

「俺もよくは知らないんだけど、青年が尋ねてきていてね、枝豆の収穫で忙しいだろうけれど時間を作ってあげてくれないか?」

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翌朝、美也子さんを尋ねると初めから笑顔で迎えてくださいました。

以来、美也子さんとはとても気が合い、東京に戻ってからも電話で色々な話をしました。

独立初日には飛騨小町をどーんと贈ってくださりました。

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飛騨小町は歴史がとにかく深いです。

品種は謎といっても大きくは”だだちゃ豆”系だろうとのこと(山形の道の駅では”だだちゃ豆”だけで10種類以上あるとか)。

飛騨高山のほかの枝豆は夏に出荷する枝豆で、飛騨小町は10月の10日間だけの枝豆です(今年は以来の早いズレ)

時期がずれるために受粉でまざらず、”純血”が守られている。

その25年間(嫁いできてから)

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やっと本題です。

飛騨小町の味の濃さと、収穫からクール便直送(条件がわかっている)。

これで味覚の実験が出来ます。

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①先週は爽やかな味でしたね。

②今日の飛騨小町は「甘味、香り、コク」が一番出るタイミングです。年に数日の「飛騨小町の盛りの日」是非食べて欲しい。

③来週の土曜日は「甘味が減り、コクが一段と増す」これも食べて欲しい。

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枝豆とはこんな風に変化していくものだと。

“嗜好(しこう)”を楽しむ、というのは自然の変化を知ることなのではないか。

そう思わせてくれたのが飛騨小町でした。

2年前、独立して10日間でのこの体験がボクに八百屋の役割を教えてくれました。

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ここからがメニュー🙇‍♂️

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横山秀男さん ※ 横山さんの話も書きたい!

(埼玉県日高市女影、高麗)

品目未定です。

雨の具合で収穫できるものが限られるかもしれません。

大豆はいつもオススメです。

▪︎ 生大豆(伝統種 : 青山在来)100㌘150円

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こころファーム

(埼玉県日高市田木、農家 : 横田浩行さん)

▪︎ 利平栗 700㌘入り 1200円

 先週とは品種が変わります。

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のっぽファーム

(埼玉県飯能市川﨑 農家 : 北村さんご夫妻)

◾︎ 五穀ごはんの素(5種、自家採種) 600円

◾︎ 紫裸もち麦(自家採種) 600円

◾︎ 赤米(古代米、自家採種) 600円

◾︎ 粟(あわ)     200㌘入800円

 食べ方は1番下に書きました。

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オルト・グラッツィア

(埼玉県飯能市小久保、農家 : 坂本さんご夫妻)

雨で畑がぬかるんで入れず、ハウス栽培の野菜だけ収穫して頂きます。

▪︎ レタス

▪︎ 小松菜(固定種 : 安藤早生)

▪︎ 京水菜

▪︎ 山東菜

▪︎ ちじみ菜

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野村農園

(岐阜県高山市国府町 農家 : 野村正さん、美也子さん)

 飛騨高山はきのうが雨ざーざー!だったとのこと。収穫したものは泥んこだったため全部を川で洗ってくださいました。

※ 雨の影響が味に出たらすみません。

 その時は、是非来年、再来年と味わって欲しいです。

 そのため今週は枝豆だけの収穫でした。

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飛騨小町(えだまめ)は野村農園さんの「魂(たましい)」なのだと思います。

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▪︎ 飛騨小町 : えだまめ(ずーっと自家採種)

 飛騨高山では何日か前から朝の気温が12〜13度に下がりました。これで寒暖差ができて飛騨小町の味が仕上がります。

 先週の瑞々しさとは違い、今週は甘味が増してコクが加わって美味しい状態だと思います。

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【飛騨小町の茹で方(塩はあとから)】

注意 : 茹でるのは今夜、食べるのは今夜と明日。実は明日食べるととても美味しい🌱(茹でるのは今夜)

ここに書くのは飛騨高山流の枝豆の茹で方です(美也子さん直伝)。

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①沸騰してから投入(お湯に塩を入れない)

②気持ち固めでお湯から上げる

③バットに広げる(または大きめのボウル)。

④熱々が残っているうちにあら塩※ をまぶす。

 優しく手で揉み込むのがベスト

 もしくはボウルを振って塩を馴染ませる。

 ※ あら塩=しっとりしている塩

  出来れば海の精さんなどの自然海塩で。

⑤これで食べられますが、出来れば1時間置くと塩が馴染んでとても美味しいです。

⑥もっと言えば、常温で朝まで置いて、明日の朝が抜群です。明日の夜も美味しいです。

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島村農園

(千葉県成田市三里塚 ずーっと無農薬3台目)

▪︎ 生らっかせい

 今日茹でるなら10分イメージ、明日茹でるなら15分でしょうか。茹で時間は茹で途中で食べながらお好みで。

 塩加減は水1リットルに塩(自然海塩)を大さじ半分〜1くらいでお好みだと思います。

 茹で汁ごとタッパーに移して、常温に冷めたら冷蔵庫に。1日〜2日は楽しめると思います。

 茹で汁こと浸すことで中に染みていき、食べた後の殻(カラ)に残った塩汁がちゅちゅっと美味しいのです。なので自然海塩がオススメです。

▪︎ 葉しょうが

▪︎ じゃがいも  品種 : サッシー もちもち系

▪︎ 胡瓜(F1種)       味は爽やかです。

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ベジガーデン祐喜

(山梨県都留市つる 農家 : 天野雅光さん)

◾︎ オクラ(固定種)沖縄島オクラ

◾︎ いんげん(固定種)黒衣笠いんげん

◾︎ つるむらさき(固定種)炒め物、お浸し、汁の実

 太いのに柔らかく、アク抜き不要

◾︎ 伊勢ピーマン(固定種)

 小粒なので種ごと丸使い。味が良い。

◾︎ さきがけピーマン(固定種)万能

 伊勢ピーマンより肉厚でジューシー。

◾︎ 万願寺とうがらし(固定種)丸焼き

 甘みと苦味と酸味が面白い。

◾︎ 真黒なす(固定種)万能

 日本の昔ながらの茄子

◾︎ モロヘイヤ(固定種)

 茹でてから包丁で叩いて、叩いて

◾︎ エンサイ(固定種)にんにく炒め

 空芯菜と同じです。茎に味わいがある

◾︎ 山東にんにく

 小粒ですが味わいあり

▪︎ 青とうがらし 品種 : ゲキカラ

▪︎ 赤とうがらし 品種 : ゲキカラ

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どんぐり牧場さん

(山梨県笛吹市一宮)

◾︎ ときめき卵 1個60円

 平飼い、遺伝子組み換え不使用

 やさしい味わいです。

 生食でも臭みがありません。

 

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有機農園 ねぎぼうず

(千葉県南房総市海老敷 農家 : 根岸典好さん)

※ご予約販売のみ(毎週水曜日の夜〆切)

◾︎ コシヒカリ (新米)

 玄米 2キロ1600円

 白米 2キロ1700円

◾︎ ササニシキ (新米)

 玄米 2キロ1600円

 白米 2キロ1700円

 各種3キロ、5キロ、10キロも出来ます。

 ぶづき米はありません。

25年間農薬・化学肥料を使わずに田んぼの味と日本の風景を守ってこられました。

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北産

(北海道厚岸郡浜中町)

◾︎ 浜中こんぶ 600円

 ダシ OK、他そのまま食べられます。

 葉肉が薄いためダシだけでなく、その後食べられます。

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【のっぽさんの粟 (あわ)の食べ方】

 粟ごはん、粟ホワイトソース、粟団子♪

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粟ごはん

 お米3合に大さじ2〜3杯。

 粟だけをボウルで洗って、上澄みの殻などを捨てて(これを2回)

    研いだお米に加えて30分浸水。

 あとは炊くだけ。

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粟ホワイトソース

①粟だけを洗って30分浸水。

②浸水した水は捨てて、

③あらためてお水を入れて炊く。

④炊いたアワを豆乳(牛乳)でのばす。

塩、コショウ、油(なたね他、お好み)を入れて混ぜて完成。

※油は料理によって自由

和風パスタに和えるならオリーブオイルに少し醤油。

グラタンならナタネ油

中華風ならごま油に少し醤油

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粟 (あわ)団子

①炊いた粟に、刻んだくるみ、刻んだレーズン、刻んだドライフルーツ、塩をひとつまみ、これを混ぜる。

※レーズンは砂糖の代わりなので細かく刻む

②ミニトマトくらいに丸めてきなこをまぶす。

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9月25日(日)