食のそもそも話を書く理由 ✳︎ ” 目利き ” を手に入れる

食材の売り場に立ったとき、

えらぶ理想の基準は何でしょう?

▪︎ 美味しさ

▪︎ 安心安全

▪︎ 価格

パッと浮かぶのはこの3つです。

もう少し正確に表現すると、

” 美味しさ÷ 価格 ”

” 健康期待値 ÷ 価格 ”

ということになると思います。

注) 量 ÷ 価格、という式もありますが、栄養バランスの片寄りで未来に医療費がかかるとしたら、(飽食の世界では)この式にはイエローカードがちらつきます。

また、たとえばAランクの醤油 1升便を5人で共同購入すると大手メーカーに負けないコスパになります。

そうしたことも踏まえて、量 ÷ 価格 の式はいったん横に置かせてください。

✳︎

話を進めます。

つまり、美味しさと健康期待値を ” 目利き ” できれば良い買い物が出来そうです。

口コミや経験則も大切ですが、次の4つのジャンルを知っていると ” 目利き ” に役立ちます。

✳︎

4つのジャンル
▪︎ タネ(昔のタネ、今のタネ)
▪︎ 土 (土と海、海とカラダの関係)
▪︎ 微生物(発酵、畑、カラダ、暮らし)
▪︎ 遺伝子(遺伝子組み換え、ゲノム編集etc.)

これらを理解すると、パッケージの裏を見てある程度の正解を知ることが出来ます。

またネットの記事やYouTubeに紛れた ” まちがい ” を修正できます。
✳︎
タネは第二次世界大戦のあとに変わりました。
「昔の野菜は美味しかった」という話は、半分はタネの話だと考えられます。
✳︎
土は「海」と間接的な関係にあります。
そして海は「ボクたちの身体」と密接な関係にあります。
これこそ美味しさと健康を考える上で鍵(かぎ)になります。
✳︎
微生物、発酵。
目に見えない小さな世界がボクたちを支えています。
そして目に見えないからこそ、Aランク、Bランク、Cランクの違いが店頭ではなかなか分かりません。
✳︎
遺伝子の世界は微生物よりもさらに見えない世界です。ボクたちはゲノム編集をどの程度理解しているでしょうか?
✳︎
食のそもそも話では、タネの話、土(海)の話、微生物の話(発酵)、遺伝子の話、全体で4つのジャンルを順番に書いていきます。