食のそもそも話 26 ✳︎ 固定種について月田が思うこと
固定種ってそもそも何だろう?は食のそもそも話8〜14をご参照ください。
簡単に説明すると、代々つながってきたタネのことです(逆にF1種は毎年購入します)。
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さて、固定種をどう思いますか?
ときかれたら、僕は何と答えてきたでしょうか、、
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さっぱりと答えるときは
「個性がある」
「特徴が色濃く出る野菜」
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子育てママには
「美味しい野菜」
「料理がシンプル」
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キラキラと答えるときは
「ロマンがある野菜」
「面白い野菜」
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アカデミックな場面では
「遺伝子的に安定した野菜」
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固定種だから全部美味しいとは表現できません。
特徴が濃いということは、人の好みも分かれるかもしれません。
ですが、やはり平均的に「美味しい」と思います。
※ 育て方、土の状態などにも寄ると思います。
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固定種を中心に扱わせて頂く理由は、
「こんなに魅惑的なものが絶滅したら、グルメじゃない」「もったいない」「選択肢がある社会」「多様性」「意地」「好奇心」「想い」
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固定種は過去と未来のあいだにある、継承を前提としたタネです。
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固定種を月田はどう思うか?
やっぱり ” 良い感じ ” ですよね。
野菜の本質って何だろうと考えると固定種に答えがあるように思いますし、美味しいと喜んで頂けて。
それに、固定種は消費者を第一に考えたタネだと思います。
味と健康を第一に。
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逆にF1種は消費者が飢えない様に、という目的ももちろんあると思いますが、結果的に農家さんがいかに作りやすく、いかに1年を通して育つか、そうした「生産性」を第一にしたタネだと思います。
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グルメ(固定種)と便利(F1種)、両方あって良いと思います。
選択肢がある社会を未来に残せたら良いです。